濱虎 日記

たらちねの母
今日、無事に法事が終わった。
一週間我が家に滞在していた両親と愛犬ちゃまも明日の朝には横浜に帰る。

昨日、母がテーブルの上に置いていた大学ノートをなにげに開いてみると、2年以上前から毎日昼と夜食べたものとその日のちょっとした覚書が書いてある。

「2008年12月31日
伸子家族が食事に来る。
みんなで紅白を見る。満足だ。直子はてっちゃんの調子が悪いので帰って来れない。おせちを送ってやる」

「2010年1月1日
直子、伸子一家と初詣。夜はみんなで賑やかに食事。
ほんとうにいい正月!!」

愛犬ちゃまは18歳の老犬なのでそんなに長くもない。
ちゃまの具合が悪かった日などはそのことが書いてあり、駿介や颯の野球の試合のことなどちょっとづつだがその日のことを書きとめている。

最初は楽しく笑ったりしながら読んでいたのだが、そのうち母の私や妹、孫達への思いやりにふれ、涙がとめどなく流れ、ありがたい気持ちでいっぱいになった。

遠く離れているので心配ばかりかけるけれど、少しでも元気で長生きしてもらっていつか父と母と旅行へ行きたい。
ママっ子の私はたぶん明日はがらんとした家に帰り、一人泣きつかれて眠ることだろう。
いつも私が仕事に行っている間に家の窓や玄関をピカピカに拭いたり、私の好物を作り置きして冷蔵庫に入れておいてくれている。

母が帰った後はいつもその残された母の愛をかみしめ、しばらくホームシックから立ち直れない。
不思議と自分が横浜から山口へ帰るのはわりと平気だ。
母が山口から横浜へ帰る後姿を見るのが本当に辛くてどうしても立ち直れない。

「たらちねの母」とはよく言うが「たらち」は「足りた乳」で「ね」は「根」で永遠に変らないものを表わす言葉だと新聞に書いてあった。
子供のためにお腹を満たしてくれて永遠に変らぬ愛で支えてくれるのが母であるはずなのに、世の中には虐待されてお腹をすかせて死んでいく子供もいる。
今度、産まれてくるときは私の弟にうまれていおいで・・・。
うちのママはおっとりしてるけど優しくていつも笑ってて誰からも嫌われない人で、きっと世界一の「たらちねの母」だから。
2010.3.6[Sat]

お客さんが師匠!

昨日益田産の立派な蛤を仕入れはしたがどうやって料理したらお店でお金がいただける品に仕上がるか考えあぐねていた。
そんなときは私の知恵袋、家族割烹「浜なす」の大将に電話する。
「父さん、蛤の上等なの仕入れたけど焼きハマにしたら蛤のおつゆが全部こぼれちゃうんだよ!どうして出したらいい?」

夕方、裏口のドアから浜なすの大将登場!
県産の小さな竹の子と菜の花を吸い地でゆがいたのと、紙鍋と網を持ってきていた。
「こんなんは季節やから春の竹の子と菜の花としめじを入れておだしも飲めるように紙鍋で出したらおしゃれよ!」
と知恵を授けてくれた。
「わ〜お!素敵!これならお金がいただけるね!」
「こんな料亭料理、はまとらで出されたら俺ら商売上がったりじゃぁ!」
と言いながらも「あとで食べに来るから人に売らんで置いとけよ!」だって(笑)

材料と道具と知恵まで授けてくれてお金払って食べてもらっちゃあかたじけないよなぁ(笑)

この紙鍋で、うすいおだしはって牡蠣の剥き身と白ネギを山に入れて炊いて食べても美味しいだろうなぁ・・・とか今度コース料理にこんなん出したら素敵だろうなぁ・・・とか言ってたら
「お前には負けた。紙鍋は一枚28円だけどうちにようけあるからやるから買わなくていいよ。しちりんも使わないのがようけあるからやるいや。ほんとにお前には負けた・・・」って(喜!)

カウンターで隣に座ってた女子達にもこの紙鍋の試作品をご試食いただいた。
「すごい美味しい!」
と女子達に褒められて父さんも得意満面!
父さん)「お嬢ちゃん達、これ食べたかったらまた濱虎に来てね!」
女子)「え〜!浜なすに行ったら食べられるんじゃないの?」
父さん)「だめだめ!あそこの大将は濱虎で酒飲んでるからハマナスにはおらんの!」

材料に道具に知恵に宣伝まで・・・もう浜なす方面には足向けて寝られません。
鬼瓦ごんぞうみたいにコワモテの大将ですが、ほんとは恥ずかしがりやでおちゃめなジジイですから是非浜なすで美味しい創作和食を召し上がっておくんなまし!

やっぱり父さんにはかないませんから(笑)
(2010.3.4[Thu])

東京値段

みなさんは川島なお美の旦那さんになったトシ・ヨロイヅカをご存知でしょうか?
東京ミッドタウンのなかに行列の耐えないパティスリーがあるのですが、大人の大人による大人のためのお菓子をプロデュースされていて、ミッドタウン店では夜もカフェになっていてお酒とスイーツのコラボみたいな演出になっています。

先日、妹と母がそこへ行ってチョコを買ってきてくれました。

最近のチョコブームにどうしても乗り切れずに、いまだにチョコのナンバーワンはチロルチョコでナンバーツーは明治のストロベリーチョコだと言い張る私にいろんなチョコを食べさせてくれます。

うちの甥の駿介と颯は、先日のバレンタインに女の子からチョコをもらえたのかと心配になって聞いたところ、駿介は学校のお友達からひとつももらっていませんでした。
(もしかしたら恥ずかしくて隠しているのかもしれません・・・笑)
颯には同級生の可愛い女の子が家までチョコを届けてくれたそうです。
そのとき、他の男の子の友達がたくさん家に遊びに来ていて颯を冷やかしたらしいのですが、颯は男らしく「俺は2年のときからあいつが好きだったんだ!」と男らしく言い切ったらしいです!
なかなかやりやがりますいね・・・笑

で、婆ちゃんには「俺達のチョコはゴディバにしてくれ」と注文したらしいです。
まぁ、鼻くそみたいな顔した小学生のくせに生意気にゴディバを注文するなんて呆れたものです。

トシ・ヨロイヅカのチョコは大人の味で美味しゅうございましたが、一個だけ食べてあとはみんなにあげました。
山口の田舎もんたちにも東京の味をおすそ分けして、みんなで「や〜っぱチロルやな!」と同感したいと思いました。

このチョコの味がわかるようになったら濱虎もミッドタウンに進出するか!?

今日はお雛様だから益田産のでっかい蛤を奮発して仕入れたよ!
こんなの東京で食べたら1000円くらい取られるで!
濱虎は儲け無しでご提供!!
山口若宮町ばんざい!!
(2010.3.3[Wed])

私のパトロン

私は普段からもらいものがとても多い。
お客さんが美味しいものをあちこちから届けてくださるので、沢山もらうと、もらったものをまた違う人にあげたりして、内々で美味しいものが巡り巡る。

横浜から両親が来ると話したら、あちこちから普段以上に美味しいものが届いた!
「パパとママに食べさせてあげて!」
と掘りたての県産たけのこが届いた。
買えば小さくても超高いんだから!
すぐにお刺身でたべてみた!甘くて超美味しい!

昨日、「なおちゃん、パパとママに・・・」
と友人の大島の県議さんが伊予柑をダンボールで2箱、ぽんかんを1箱、東和金時というさつまいもを2箱、できたてのみかんの缶詰1箱、伊予柑の缶詰1箱・・・
車に積んだらバックミラーが見えなくなった・・・(泣)
あまりにも量が多いので横浜に持って帰ることにした。
そおして圧巻は牡蠣!
むき牡蠣を大きな袋に2個 殻つき牡蠣を300個くらい下さった!

なんぼなんでも3人で食べきれる量じゃない!!

しかし、この殻つき牡蠣の美味しいことったらないの!!
殻のままお皿に入れて蒸し器で蒸して何もつけずに牡蠣の塩気だけでいただく♪
小ぶりな殻だが中身は超ぷりぷりで、味が濃い!
パパとママと三人で今日のお昼は牡蠣を30個づつくらい食べた!!
「こんなのオイスターバーで食べたら大変な値段だよ!贅沢だね〜」と感激の両親・・・。
それから萩の県議さんが電話くださって、
「なお!パパとママに萩のしろうおを踊りで食べさせてあげなさい!知事さんにあげる予定じゃったけどせっかくだからあげよう」
とおっしゃる。
知事に差し上げる予定だった(!?)活きたシロウオをありがたくありがたくいただく。

その後、津和野に行っておられたというお客さんがこれまた立派なデコポンと源氏巻きを持って来て下さった。
せっかくなのでいただいた殻つき牡蠣をおすそ分けしてみんなで堪能することにする。

こないだの日曜にもお客さんと話してたんだけど、私には食に関してのみパトロンがたくさんいてくれる(笑)
居や住はテメェでやれよって感じだけど、食に関してだけは大人数のパトロンがついていると思う。

本当にありがたいありがたい・・・この上ない幸せ・・・。

明日は牡蠣フライだ!!
(2010.3.2[Tue])

小山さんも払おうよ・・・
確定申告の時期になりました。

働けど働けど我が暮らし楽にならず・・・斉藤茂吉のこの歌をこの時期頭の中で連呼します(泣)

だけど私は、働けるのに働かずに生活保護など国からの補助を受けたいだけ受け、収めるべき税金も払わずしゃあしゃあとしている成人を見ると腹が立ってなりません。
わけあって働けずに保護を受けたり、税金の免除を受けることは仕方がないので我々のように健康で働けるものが納めた税金をお使いいただくことは大いに結構!

要は、ノークレで働かずに、納税の義務も果たさず、もらうための権利ばかり主張するやからが許せないってだけなんです。

昨日、来られたお客さんが市県民税をまだ払っていないと言っていました。
「○○さん、ちゃんと払いなさいよ!」
「いんや、俺は鳩山と小山が税金払うまで絶対払わん!」
と豪語していました。
鳩山はわかるけど小山って代議士いたっけ?何したっけ?

「ねえ、小山って誰だっけ?」
「小山?うちの近所のおっさん」
「そんなん知るかっちゃ!!」

鳩山さんと引き合いに出された小山さんとはどんだけの悪党なんでしょうか?

鳩山さんに便乗して税金を払わないって人、結構いるらしいですね?
でもそりゃナンセンスったい!
鳩山さんが払おうが払うまいが税金を納めるのが日本国民の義務であるからしてその義務を果たさないのなら権利も主張するべからず!!

「労働なき富」は許されるべきではございません。
鳩山さんが言うから「どの口が言うたかっ!」とお口をひねきられるのであって、納税の義務をきちんと果たす濱虎のママは声を大にして言えることなのでございます!
私は小山さんが税金を払わなくてもちゃあんと納税するよん!!
2010.2.27[Sat]

ピーナツクリームの説明

今週末、両親が横浜から山口に来るのだが、「お土産なにがいい?」と言われたが、しょっちゅう東京に行っているのでさほど欲しいものがない。
「そうだ!」・・・と思いついたのがこのピーナツクリーム。

昔は山口のゆめたうんなんかでも買えていたのに、売れなかったのかマーガリンは置いてあるがピーナツクリームを置いているところが無くなってしまった。
私のピーナツクリームランキング1位のコレは濃厚なピーナツの味がくせになり、パンがいくらでも食べれちゃうクセモノだ。こないだ博多の三越で買ってきた。

で、もう家の在庫がなくなりそうだったのでママに「帝国ホテルのピーナツクリーム買ってきて」と電話をかける。
なにがいいか思いつかなかったので最初は崎陽軒のシウマイを頼んでいたのだがそれをやめてピーナツクリームにしようと思ったわけだ。

私はママに新しいものの説明をするのが本当に嫌いだ。
とにかくなんたって飲み込みが悪くて厄介なのよ。
何度も何度もおんなじことを言わせる。
そのうえ、話の途中で「そんなものほんとに美味しいのか」などとちゃちゃをいれる。
「崎陽軒のシウマイは買わなくていいからね、ピーナツクリームにして。帝国ホテルと書いた赤と白の箱で、普通にバター売り場とかに置いてあるけどマーガリンとピーナツクリームの箱がそっくりだから間違えないでね。」
「赤と白・・・ね。帝国ホテルのね・・・。帝国ホテルにバター売り場とかあるん?」
「帝国ホテルまで行かなくていいんよ!普通にエスパとかにあるから!マーガリンじゃなくてピーナツクリームよ!」
「これ、瓶にはいってるん?」
「赤と白の箱!って言いよるやろっ!!」
「赤と白の箱・・・ね。」
「いい?ピーナツクリームだからね!マーガリンじゃないからね!」
「うん、わかった。エスパにあるかねぇ・・・」
「あるんよ、前あったから」
「じゃあヨーカドーにもあるかねぇ?」
・・・・もうこの時点でイライラ度は結構なボルテージまで上がっている・・・。

「エスパにあるんだからヨーカドーになくてもいいやろっ!!」
「まぁ、そうだけど・・・。」
「ねっ!頼むよ!みんなにあげるから4個買って来てね」
「わかった・・・じゃあシウマイは何個買うん?」
「じゃからっ!(怒)シウマイはやめて!って最初に言ったやろ!」
「あそっか・・・で、このピーナツクリームってなんなん?」

「ピーナツクリームはピーナツクリームいねっ(怒100%)!!!!」

なごなってしもうたけど、いっつもこんなんなんよ(泣)
しょうもない伝言に超時間かかるんよ・・・。

しかも、さっき電話してきて「今、美術館にルノワールみに行った帰りにミッドタウンに来てるのよ。トラヤがあるから羊羹にしようか?」って・・・。

も〜〜〜っ!ピーナツクリームって言いよろうがねっちゃ!!!(怒200%)
(2010.2.26[Fri])

話半分・・・
昨日、久々にご来店だったマイフレンド。
会社を次世代に譲り、ご隠居さんになられたのでなかなか出てくることも少なくなった。

しかし、いつ会っても面白い男なので私はこの人が大好きなのだ。

饒舌に身振り手振りで「超驚いた話」をしてくれていたのだが、最後の「そりゃあもうびっくりで頭の毛が総立ちになった」というくだりで「あ・・・話が大げさになっちょるだい・・・」と感じた。

なぜなら彼は見事なつるっぱげで総立ちになる要素がないからだ・・・。

それを指摘すると、「たった一本でも総立ちは総立ちやろうがっ!!」と反論していた。

まぁ、ええわいね。
どんだけびっくりしたか伝えたかっただけなんだから・・・。

今日、山口は春一番が吹き荒れて私のヘアーは一瞬で孫悟空みたいにぶっ飛んだ。

きっと彼も今頃「ヘアーが乱れた」などと言ってポッケから櫛を出していることだろうと思う・・・。
(2010.2.25[Thu])

私の腕の見せ所!

いよいよ国産のアスパラの季節になってまいりました。
この時期、私はアスパラのために毎朝命をかけております!!

誰よりも太くてみずみずしいアスパラを仕入れたくてあちこちに指令を出しまくっております。
いきつけの八百屋のおばちゃんは、朝、競のときにアスパラの番になると「はまとらさんの顔がちらついて必死に競り落とす」とプレッシャーになるくらい私はアスパラに命をかけているのです。

その甲斐あってこのように見事なアスパラが仕入れられたときは本当に嬉しくて、それを毎年待ってくれているお客さんが「いやぁ、この季節になりましたね・・・」なんて言いながらご注文くださると苦労が報われます。

国産のこのサイズのアスパラは三越なんかだと三本で680円とか平気でするんですよ。
いくらで売ったらええねん?って感じですよ。

八百屋のおばちゃんのおかげでみなさんにお値打ちで召し上がっていただける幸せ・・・。

これが私の腕の見せ所なんでありやすっ!!!
(2010.2.24[Wed])

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